被災地を目の当たりにして

5月25日(水)9:30頃
ホテルの部屋では電波を拾えず、圏外になってしまう。朝食の場所は、窓が大きくたくさんあるので、問題は生じなかった。
そこで、第2弾の記事は、この日の朝、ブログに搭載することになり、結びのコメントが『今日』と『明日』が混ぜごぜになってしまったようである。失礼いたしました。

今日は、若林区方面に自転車を走らせる。被災地の状況を目の当たりにしたいという今回の旅の大きな目的のためである。ブログの題名とミスマッチは承知しているが、お許しをいただきたい。

さて、仙台市内ということで、他の交通機関を頼らないので、少しゆっくり出かけようとしている。自転車を組み立てていたら、ホテル前のタクシーの運転手さんから声をかけられた。
そこで、大きな被災地へのだいたいの道筋を聞くことができた。また、途中、若林区役所に立ち寄り、防災対策本部の職員の方に、どのあたりに行けば被災地を確認することができるか教えてもらい、自転車を進めた。

若林区六郷という地域に来ている。本当にすさまじい津波の威力が今も残されていた。被災地を目の当たりにして人家は立っていても、中には何もない。道路だけはがれきが取り除かれているが、田んぼの中には、手が付けられないような状態で散乱している。被災地を目の当たりにして自家用車、トラック、コンテナ。マットや電化製品など、海の水と一緒に運ばれていた。まだ片づけられてはいなかった。臭いがしていた。5~6mも高くなっている高速道路なのかバイパスなのか、すぐその下のところに自動車が何台も押し寄せられていた。

六郷東小学校まで自転車を走らせた。学校はコンクリートの無残な廃墟になっていた。ちょうど、5~6人ぐらいの作業着姿の人たちが現場確認に来ていた。被災地を目の当たりにして
すぐそばには、デイケアの施設も津波に洗われた無残な姿をとどめていた。学校の子供たちやデイサービスを受けておられたお年寄りたちは、無事に避難できたのだろうか。
被災地を目の当たりにして
ここでは重機を使って、懸命に片づけの作業が行われていた。私には、これ以上自転車を進めてはいけないようなきがし、引き返すことにした。むしろ、気持ち的にはもう限界に近かった。

また、地震の揺れで、民家の一番高いところの瓦を積み上げている部分が失われている家を多く見受けた。

帰り道、昼食のために入ったお店のご主人は、牡鹿半島の出身だそうで、あちらもすごい状況になっていると話されていた。ご夫婦での経営で、その日、ランチが一段落し、二人の食事も済んだ頃、長く揺れていたとのこと。とても怖かったと話されていた。仙台市内の震度は6強とのことだった。
『おかずいろいろランチ』をいただき、コーヒー付きで700円でした。とてもおいしかった。特にカレー味の茶わん蒸しは、とても良かった。初めて食べました。『久みち』というお店です。被災地を目の当たりにして

私は、その後、青葉城跡まで自転車を走らせました。
被災地を目の当たりにして

途中、石垣の崩落などによる交通遮断があり、東北大学の植物園をぐるっと廻って行くことになった。観光客はほとんどなく、静かな青葉城址だった。
~がんばれ!東北! がんばれ!仙台!~

ホテルへの帰りに、青葉通りに面した前回来たとき、4年前に宿泊した『東急エクセルホテル』が閉鎖されているのを発見した。いくつかのホテルが閉鎖されていると聞いていたことは事実だった。震度6強なのだから、私がちょっと通っただけの道では、十分に確認はできませんよね。明日(今日)も少し、自転車を走らせてから帰路につきます。

それでは、今回の『東北を訪ねて』はこれで失礼します。
また、お会いする日まで。


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