平成23年4月30日
岡崎訪問(サイクルトレイン)
9:00少し前に自宅を出発し、駅についた。すぐに自転車をたたみ、輪行バッグに収めた。
岡崎までのJR東海の運賃は1,110円である。なんか、数字的に気持ちがいいよね。9:22発豊橋行きに乗車した。
豊橋には9:55頃到着し、10:03発の大垣行き特別快速に乗り継いだ。10kgの重量の自転車の入った輪行バッグを担いでの階段の上り下りは少し堪えた。
特別快速は岡崎までは蒲郡だけに停車したと思うが、はっきり覚えていない。こんなことではいけないですね。もっとしっかり覚えていないとね。
岡崎には、10:20頃には着いた。
駅には、岡崎市内の観光案内所やパンフ等が置いてなかった。ちょっと残念なことでした。駅にあがる階段を下り、バスターミナル付近で、自転車を走れるように組み直し、さあー出発です。
ここからは、西方面をめざし、国道248号を行けばいいのです。道幅は比較的にどの道も広く、歩道は段差も少なく走りやすい。浜松も岡崎の道路行政に学ぶところが多いかもしれない。
かなり大きな川、『乙川』を越えると、最初の目的地、岡崎公園のすぐ近くにいた。
岡崎城を中心とした、かなり広い公園である。お堀もしっかりと整備され、お城の土塀や石垣もきれいに復元されていた。
何といっても、見学者が多いことに驚いた。そして、刀剣や鎧、古文書など収蔵物も多く収集されており、ジオラマシアター城下復元模型図など取り組みは盛りだくさんであった。
天守閣からの眺望もすばらしく、曇り空ではあったが、遠くまでとてもよく見えた。この後向かう大樹寺が備え付けの筒の中に確認できた。
お城を出た後、茶店の中で八丁味噌仕立てのおでんを食べていると、急に雷雨があった。しばらく雨宿りである。雨はまもなくあがり、自転車を引いて城の北側にある資料館、『三河武士のやかた家康館』に向かい、見学した。
こちらも面白かった。CGを使った映像での大久保彦左衛門忠敬や、1日で決した関ケ原の合戦を復元模型図と音声で、その雰囲気を伝えている。
また、公園内には複数の売店や食堂が営業していた。
岡崎公園を後にして、国道248号の東を並行しているバス道、古くからある商店街に、寺社仏閣が点在する赴きある道を、北に自転車を走らせた。
もう13:00を回っている。お腹が空いていたが、時間的なこともあったので、何となく我慢してしまった。古い商店街を抜けて、大きな通りに出て、しばらく走っていると、古い鳥居が確認された。伊賀八幡宮に古い鳥居である。門前には広い蓮田があり、樹木に囲まれた大きな社域を有していた。
蓮田では親子連れがザリガニ釣りをしていた。私が近寄った、ちょうどそのとき、母親が一匹釣った。小ぶりで赤みのない日本の在来種である。
社殿に参拝し、『参拝のしおり』をいただき、次の『大樹寺』に向かった。
大樹寺にはゆっくり走っても、15分程度で到着した。傍にある大樹寺小学校の土塀は大樹寺のものを活用しているようだ。昔も今も、大樹寺から岡崎城まで、視界を遮るものはない。山門を通してお城が見通せるようになっている。
大樹寺は、徳川将軍家の菩提寺であり、歴代将軍の等身大の位牌が有名である。今日は、周囲のみ見学し、帰路につく。
帰りがけに、再び岡崎公園に立ち寄り、藤棚の美しく咲き誇っているのを写真に収めた。
そのあと、東岡崎駅から名鉄に、豊橋でJRに乗り換え、浜松に戻った。帰りは、名鉄が540円、浜松駅で精算したJRが650円だった。
さて、今回のサイクルトレインは岡崎でしたが、近くであっても、私はこれまでこの地にほとんど足を踏み入れていなかった。自動車で通過するだけであった。今回、訪問してみて、これほどに都市機能がしっかりしているとは思っていなかったし、文化的な面においても収蔵品が多く、よく保存され、見ごたえのあるものだった。また、ゆっくりと来てみたいものである。
次回はどこを訪問するかわからないが、5月22日の週あたり、下旬に、東北にサイクルトレインしようと考えている。私の場合、年齢的にボランティアで力仕事をするのは少し無理もあり、旅行することで、少しでも応援することになればと思っている。
一応、今時点で、福島市へ1泊、仙台市に2泊の予定であるが、これからチケットなどの手配を旅行社に依頼するつもりである。仙台を起点に、岩手県平泉の中尊寺を訪れてみたいし、宮城野区や松島方面にもできれば出かけて、震災の傷跡をこの目にしっかりと焼き付けたいと思います。
それでは、またお会いします。